egfのリングはドイツの鍛造製法により作られています。
「鍛造製法」は地金を繰り返し圧延し、滑らかで弾力のあるリングを作る製法です。
地金を「鍛える」ことで素材は引き締まり、加工硬化と呼ばれる金属組織の変化が起こります。これにより密度が高く、強い指輪になります。鋳造製法に比べて変形しづらく、硬度も高いというメリットがあります。手にしたときの重量感や質感、輝きなどにも違いが認められます。
「丈夫」、「真円」「つなぎ目がない」、究極の結婚指輪の作り方
貴金属素材を配合し高温で溶かす。
地金の配合はリング製作の基礎となる工程です。素材の配合の微妙な違いで、カラーと硬度は変わります。
egfは地元の大学と共同で地金を開発し、素材選びにもこだってものづくりを進めています。
溶かした地金をるつぼから板材の金型に流し込みます。
地金板に成形し圧延を繰り返す。
型から抜いて冷やした後、圧延を数十回繰り返し、地金の密度を上げていきます。
高強度、高剛性、高精度を求められる自動車や航空機の精機械パーツなども、この鍛造製法で作られています。
圧延した地金からリングを打ち抜いていく。
パンチングマシンを使い、ベースリングを打ち抜きます。切ったりつないだりではなく、「打ち抜く」ことで、さらに硬度が上がります。
サイズ調整、デザインにあわせた加工工程。
ベースリングをローラーにセットし、手作業でサイズや厚みを調整。その後、デザインにあわせて切削、彫刻、石留め、研磨など加工を施します。
コンビタイプのリングを作る際は、複数色のリングを誘導加熱という方法で 溶圧着します。
CNC と呼ばれるコンピュータ制御の精密切削機を用い、切削作業を行います。削り出しにはダイヤモンド刃のカッターが使われます。
地金に石穴をあけダイヤをひとつひとつ合わせていきます。ダイヤモンドのセッティング、留めは手作業。職人技の見せ所です。
仕上げと検品。
鏡面やマットなど、デザインに応じて仕上げていきます。個性的なテクスチャーはegfの特徴です。
全行程の最後に、ルーペを使用して入念に検品。
磨き仕上げから検品まで、すべて職人の手で行われます。その後ようやく日本に向けて発送します。
完成したリングは、靭性( 素材の粘り強さ) が高く、傷がつきにくいという特性を持ちます。その結果、仕上げ直しなどのアフターケアが最小限で済み、末長くお使いできます。